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KXL-CB35AN
USBケーブル1本でCD/DVDが読めてCD-R/RWが書ける、対応のポータブルコンボドライブ
KXL-CB35AN
松下電器産業
オープンプライス
http://panasonic.jp/p3

Printable Version 2003年12月18日

ノートPCに接続したところ。パナソニックのLet'snoteシリーズの場合は、通常のUSBケーブル1本で安定した動作が可能。ACアダプターが不要なので非常にすっきりした状態で使えるのがありがたい。
サブノートと一緒に使う光ディスクドライブといえば、携帯型CDプレーヤーに似た、軽量で薄型のポータブルドライブがベストパートナーだ。最近では、USBバスパワーのみで動く製品も登場してきているが、「CD-R/RWメディアに記録もできるドライブ」では実現が難しく、これまで市場に出てきたUSBバスパワー駆動のコンボドライブは、“USB バスパワー駆動時は読み出しのみ”といったものだった。しかし、USBケーブル1本だけで動く“書き込み可能な”ドライブを求めるユーザーの声は非常に強く、長い間実現が待たれていた。今回紹介する製品はそんな声に応える、期待のドライブだ。

モバイルユーザー待望のドライブ
USBバスパワーで記録・再生

11月21日に発売されたパナソニックのポータブルDVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブの新製品「KXL-CB35AN」は、ついに登場した待望のUSBバスパワーのみで記録および再生が可能な製品である。本機は、CDのジュエルケースより一回りサイズアップした程度のコンパクトな製品で、本体サイズはわずかに幅130×奥行き157×高さ18.5mm、重量は約305gという軽量デザイン。しかも、これまでのコンボドライブと違って、持ち運ぶときにはACアダプター要らずでUSBケーブル1本でOK。これまで、移動先でCD-R/RWを使いたいけどACアダプターを持って歩くのは面倒だからあきらめていたという人や、複数のケーブルを接続するのは面倒くさいと感じていた人には、まさにうってつけの1 台といえるだろう。

基本的なスペックは、記録速度が、AC電源駆動時はCD-R書き込み24倍速、CD-RW書き込み16倍速、USBバスパワー駆動時がCD-R/RW 書き込み8倍速。読み出し速度は、AC 電源駆動時がCDROM/R/RW24倍速、DVD-ROM8倍速、DVD-R/RW4 倍速、DVD-RAM2倍速、USBバスパワー駆動時がCD-ROM/R/RW20 倍速、DVD-ROM6 倍速、DVDR/RW4 倍速、DVD-RAM2倍速とUSBバスパワーでも十分実用的なスピードだ。インターフェースはUSB2.0またはUSB 1.1。



本体と付属の“コンバインケーブル”(写真右)。USBポートの電力供給が不安定な一部のPCで使う場合は、こちらのケーブルで対応することも可能。

ほぼすべてのノートPCで安定した
USBバスパワー駆動を実現する秘密

注目の電源供給について見ていこう。本機では、ACアダプターのほか、ドライブ本体の低消費電力設計により、同社のデータ記録が可能なポータブル光ディスクドライブとしては初めて、USBバスパワー給電にも対応する。この製品をUSBバスパワー給電で使用する場合、通常は付属の専用USBケーブル1本で動作する。一部のUSB電源供給能力が低いパソコンに接続する場合は、パソコンのUSB2ポートと接続する同社独自の2叉USBケーブル“コンバインケーブル”を利用することにより、安定した電源供給を得ることが可能となっている。なおパッケージには、パソコンのUSB電源供給能力をテストする「USB バスパワー診断ツール」が付属するので、購入したら一度試してみるといいだろう。

価格はオープンプライスだが、アスキーによる予想実売価格は2万5000円前後とみられる。ケーブルのわずらわしさからの解放、そして松下独自の工夫による高い安定性と、モバイルでノートやドライブを使う人には欠かせないポイントをバッチリ押さえたこの製品。光ディスクドライブをお探しのモバイルユーザーはぜひともチェックしておきたい。



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